今年の夏は例年以上に暑く、9月に入っても残暑が厳しい日が続いていますね。
つい長時間エアコンの効いた部屋で過ごしてしまう…という方も多いのではないでしょうか?
でも、実はこの環境が腰痛を引き起こす原因になることがあります。
今回は、暑い季節の腰痛について、ブログを書いてみました。
最後までご覧いただけたら幸いです。
腰痛になりやすい季節
まだまだ日中暑いですね。
このような季節でも腰痛が多いのをご存じでしょうか。
腰痛は年中発症する可能性がありますが、特定の季節に痛みが悪化する傾向があります。
腰痛が起きやすい季節は、
・冬季:低温であるため、筋肉や関節の硬直や緊張が引き起こされることがあります。
・季節の変わり目:気温や湿度の変化、昼と夜の寒暖の差に体が対応できず、腰痛が引き起こされることがあります。
・夏季:昼や夜の暑さに耐えれず、エアコンで冷房(以下エアコンで表記)をかけることにより、体が硬くなり、腰痛になりやすくなります。
寒い季節は腰痛になりやすいイメージがありますが、実は暑い季節も腰痛に気をつける必要があります。
暑い季節、腰痛にならないように気をつけること

では、暑い季節はなにに気をつけたら良いのか?
それは、エアコンによる体の冷えです。
温度が低下すると、体は内部の温度を一定に保つために血管を収縮させます。
血管が収縮すると、血流が悪くなり、体の各部位や筋肉に、酸素や栄養素が十分に供給されなくなり、筋肉の疲労回復や修復が遅れることがあります。
また、筋肉の収縮力も低下し、硬くなってしまうことがあります。
さらに、筋肉が硬くなることで、関節の可動域が狭くなり、動きが制限されることがあります。
これによって、関節に余分な力がかかるため、関節の負担が増加し、腰痛などの症状が出ることがあります。
低温下での筋肉収縮は、急激な動きや筋肉の伸長に対して敏感に反応し、筋肉を傷める可能性が高くなります。
このため、寒い季節には、運動や日常生活での注意が必要となります。
腰痛を予防するポイント
エアコンを使用時に腰痛を予防するためには、以下のポイントに注意することが重要です。
・腰に負担のかかる姿勢を避ける
長時間同じ姿勢を続けることで腰に負担がかかり、腰痛を引き起こすことがあります。
エアコンを使用する場合、風が直接腰に当たるような位置で過ごさないように気を付けましょう。
・適度な温度を保つ
エアコンを使用する際には、適切な温度を設定することが重要です。
温度が低すぎると筋肉が緊張しやすくなり、腰痛を引き起こす可能性があります。
・適度な運動を取り入れる
長時間同じ姿勢を続けることで筋肉が硬くなり、腰痛を引き起こすことがあります。
エアコンを使用する場合でも、定期的に軽いストレッチや運動を行い、筋肉の緊張をほぐすことが重要です。
・適切な姿勢で寝る
エアコンを使用している寝室でも、適切な姿勢で寝ることが腰痛予防につながります。
寝る前には、適度なストレッチや軽い運動を行い、身体をリラックスさせるように心がけましょう。
・体の歪みをとる
骨格や筋肉のバランスが崩れると、体の一部分に負担がかかり、その部分の筋肉が硬くなります。
硬くなった筋肉は体の動かしづらさにつながり、結果として腰痛や肩こりの原因になります。
また、体が冷えるとさらに腰痛になるリスクが高まるので、体のゆがみをとることをお勧めします。

まとめ
暑い季節、エアコンの冷えからくる腰痛を予防するためには、適度な運動やストレッチ、姿勢の改善、エアコンの設定温度や風向きに気をつけることが大切です。
また、エアコンの冷えからくる腰痛を改善するためには、温かい飲み物やお風呂での温めなど、体を温めることも効果的です。
予防対策をして、暑い季節、腰痛にならないように気をつけましょう。
(監修 柔道整復師 田井 勇次)











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