秋から冬に多いギックリ腰の原因と予防法｜岡山市たい整骨院

朝晩の冷え込みが強まり、気温差が大きくなる秋から冬にかけて、「ギックリ腰」で来院される方が増えてきます。

「重い物を持ち上げたわけでもないのに」
「朝起きたら動けなかった」

——そんな声をよく耳にする季節です。

この時期は、朝晩と日中の寒暖差が大きく、筋肉が硬直しやすい環境。
寒さで体を丸めたり、運動不足で筋肉がこわばったりすることで、ちょっとした動作でも腰を痛めるリスクが高まります。
今回は、岡山市たい整骨院が秋から冬にかけて増えるギックリ腰の原因と予防法、再発を防ぐためのポイントを詳しくお伝えします。

ギックリ腰とは？（症状の概要）

ギックリ腰（急性腰痛症）とは、腰の筋肉や関節、靭帯などに急激な負担がかかり、強い痛みや動作制限が起こる状態を指します。「魔女の一撃」とも呼ばれ、発症時は立ち上がることも難しくなるほどの激痛を伴うことがあります。
発症の瞬間は「ピキッ」とした痛みが走り、その後しばらく身動きが取れなくなるケースが多く、特徴的な症状としては以下の通りです。

・腰を動かすと鋭い痛みが走る
・朝起き上がる時や洗面時に動けなくなる
・咳やくしゃみでも痛みが強くなる
・ぎっくり腰を繰り返す

痛みは数日で軽減することもありますが、筋肉の硬さや姿勢の歪みを放置すると再発するリスクが高まります。
放置すると、慢性腰痛や坐骨神経痛につながることもあり、早めのケアが大切です。

ギックリ腰の主な原因

① 生活習慣や姿勢の乱れ

長時間のデスクワークやスマートフォン操作によって、骨盤が後傾し、腰の筋肉に常に負担がかかります。
また、足を組む・猫背などの姿勢も腰のバランスを崩す原因となります。
こうした習慣が積み重なることで、ある日突然「ギックリ腰」を引き起こします。

② 筋肉の硬直と血行不良

寒さによって筋肉が収縮し、血流が滞ると、筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなります。
この状態で急に動くと、筋肉や靭帯が損傷しやすくなります。
特に、朝の冷え込み時や、暖房の効いた室内と外気の温度差が激しい日は要注意です。

③ 季節や環境による影響

秋から冬にかけては、気温の低下・運動不足・厚着による姿勢の悪化が重なります。
血流や代謝が低下することで、腰だけでなく全身の筋肉がこわばりやすくなります。
これは肩や首のこりにも共通するメカニズムであり、関連症状として「肩こり・首こり」が現れる方も少なくありません。

👉 関連ページ：肩こり・首こりの原因と改善方法｜岡山市たい整骨院（https://tai-seikotsuin.com/course/stiff-shoulders-and-neck/）

④ 再発のリスクと放置の危険性

一度ギックリ腰を経験すると、その後も再発を繰り返す方が多く見られます。
その原因は、痛みが治まった後も根本的な姿勢の歪みや筋肉の硬さが残っているからです。
自己判断で「もう治った」と放置してしまうと、筋肉バランスが崩れたまま日常生活を続けることになり、慢性的な腰痛に移行するケースも少なくありません。

自分でできる予防・セルフケア

ギックリ腰を防ぐためには、「筋肉を冷やさない」「姿勢を整える」「柔軟性を保つ」ことが大切です。
以下のセルフケアを日常に取り入れましょう。

① 姿勢の改善

立っている時は「おへそを軽く引き上げる」意識で、骨盤を立てるようにしましょう。椅子に座る時は、深く腰掛けて背筋を伸ばし、骨盤をまっすぐに保つことがポイントです。
スマホを見るときは画面を目線の高さに合わせ、首や腰を丸めないよう注意しましょう。

② ストレッチと運動

・もも裏のストレッチ：椅子に浅く座り、片足を前に伸ばしてつま先を上に向け、上体を軽く前傾。
・骨盤まわりのストレッチ：仰向けに寝て両膝を立て、左右にゆっくり倒す。
・体幹トレーニング：仰向けで両膝を曲げ、腰を少し持ち上げる「ブリッジ運動」も効果的です。
これらのストレッチを入浴後など体が温まった状態で行うと、より安全かつ効果的です。

③ 入浴と冷え対策

腰を冷やさないことは、ギックリ腰予防の基本です。
シャワーだけで済ませず、38〜40℃程度の湯船に10分ほど浸かり、全身を温めましょう。また、腹巻きや腰用サポーターを活用することで、血流の維持と筋肉の柔軟性を保てます。

④ 生活習慣の見直し

・冷たい床での寝起きを避け、腰を冷やさない
・デスクワーク中は1時間ごとに立ち上がって軽く動く
・睡眠をしっかり取り、疲労をためない
・重い荷物は片方に偏らず、両手でバランスよく持つ
小さな習慣の積み重ねが、腰の健康を守る第一歩です。

当院での施術方法（岡山市たい整骨院）

セルフケアで一定の改善が見られる方も多い一方で、「痛みを繰り返す」「動くのが怖い」と感じる場合は、
体の歪みや深層筋の硬直など、ご自身では整えにくい原因が隠れていることがあります。
そのような場合は、専門的な評価と施術によって根本から整えることが大切です。
ここからは、岡山市たい整骨院で実際に行っている施術の流れをご紹介します。

① 評価と検査

まずは姿勢や骨盤の傾き、筋肉の緊張状態、体の動きを丁寧に確認します。
姿勢の写真を撮って、体の歪みを可視化。
急性期の場合は無理な施術を行わず、炎症を抑える処置を優先します。

② やさしい手技療法

痛みの強い箇所には直接刺激を与えず、関連する筋肉や関節をやさしくゆるめる「ソフト整体」で対応します。
体全体のバランスを整えることで、自然治癒力を引き出し、回復を早めます。

③ 再発予防のセルフケア指導

回復後は、再発防止のためのストレッチ・姿勢指導を行います。
患者さん一人ひとりの生活スタイルに合わせて、日常でできる運動や姿勢維持法を具体的にアドバイスしています。

まとめ

秋から冬にかけて増えるギックリ腰は、寒暖差・冷え・姿勢の乱れなどが複合的に関係しています。
「痛くなってから治す」よりも、「痛くならない体を作る」ことが何よりも大切です。
少しでも違和感を感じたら、早めに専門家のケアを受け、再発しない体づくりを意識しましょう。

👉 ［予約・相談はこちら］▶ https://tai-seikotsuin.com/how-to-make-a-reservat

当院からのメッセージ

岡山市たい整骨院では、やさしく安全な手技療法で、急性・慢性どちらの腰痛にも対応しています。
痛みを繰り返さないための「根本改善」を目指し、姿勢・筋肉・生活習慣のバランスを整えるサポートを行っています。
ギックリ腰に限らず、肩こり・首こり・自律神経の乱れなど、体の不調でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

👉 関連記事：寒暖差で悪化する「肩こり・首こり」｜冷えによる筋肉のこわばりを防ぐコツ :（https://tai-seikotsuin.com/cold-shoulder-neck-care/）

（監修　柔道整復師　田井　勇次）